麻しん(はしか)に注意しましょう

麻しん(はしか)とは

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
 麻しんは、空気感染、飛まつ感染、接触感染により人から人へと伝播し、感染力は非常に強いといわれています。

症状

 麻しんは感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2日から3日熱が続いた後、39℃以上の高熱発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発生すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人といわれています。 

感染経路

 麻しんウイルスの主たる感染経路は空気感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症するといわれています。また、発症した方が周囲に感染させる期間(感染可能期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発熱がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)といわれています。 

治療

 特異的な根治療法はなく、対処療法を行う。

予防法

 感染力が強く、空気感染するため、手洗い・マスクでは予防できません。予防接種が最も有効です。定期接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)は必ず受けましょう。
 麻しんにかかったことがない方は、母子健康手帳で予防接種歴を確認して、定期接種を2回受けていない場合や予防接種歴が不明の場合は、かかりつけ医に相談し、任意接種(自費)を検討しましょう。
 特に、麻しんを発症すると多数の方に感染を引き起こしてしまう可能性の高い、医療関係者・児童福祉施設等職員・学校等の職員等で麻しんにかかったことがなく、麻しんの予防接種を2回接種したことがない方は接種することをお勧めします。

(参考)
 ・平成2年4月1日以前生まれの方は、定期接種が行われていないか、行われていても定期接種1回のみの世代です。麻しんに対する免疫が低い可能性があるので、接種を検討する必要があります。
 ・平成2年4月2日以降生まれの方は、定期接種を2回接種した世代です。麻しんに対する十分な免疫を持っていると考えられますが、母子健康手帳等で接種の記録を確認する必要があります。

 麻しん(はしか)かなと思ったら

 麻しんが疑われる症状が現れた場合は、麻しんの疑いがあることを必ず事前に医療機関に電話で伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。
 また、受診時は周囲への感染を防ぐため、公共交通機関の利用を避けましょう。

 

関連ホームページ

 麻しんについて(厚生労働省)

 麻しんに関する情報(感染症発生動向調査等) 国立感染症研究所

 千葉県結核・感染症週報 千葉県感染症情報センター