平成30年4月木更津市議会臨時会

本日、木更津市議会臨時会の議案上程前に、議長のお許しをいただき所信表明を行いました。

常に初心を忘れることなく、真摯に市政運営に努めてまいります。

 

所信表明

 この度、市民の皆様のご理解をいただき、引き続き、市政の運営を担わせていただくことができました。
 4年前、この壇上に立ち、伝統ある木更津市政を担う職責の重さに身の引き締まる思いを感じたことを思い起こしております。 
 常に初心を忘れることなく、議員の皆様との丁寧な議論を通じ、真摯に市政運営に努めてまいる所存でございます。
 私は、市長として、この4年間、未来につながるまちづくりを進めるため、まちづくりのビジョンとして、「将来に向けた土台づくり」、「木更津力の強化」、「賑わいづくり」の3つの柱を掲げ、議員の皆様のご理解、ご協力のもと、市民の皆さんとスクラムを組み、全力で各種の施策に取り組んでまいりました。

 1点目の「将来に向けた土台づくり」では、強固な土台づくりを推進するため、地域の課題を地域で解決する体制づくりと
て、市内の7つの地域に「まちづくり協議会」を設立するとともに、アジア地域とのネットワークづくりのため、新たに4都市と友好協定を締結いたしました。
 また、持続可能な財政基盤を確立するための指針として、「木更津市中期財政計画」を策定するとともに、公共施設再配置のための「木更津市公共施設等総合管理計画」を策定いたしました。
 さらには、公共施設の耐震対策、街なかの賑わいづくりを目指して、市役所庁舎の移転を実行し、中央公民館の仮移転を決定したところでございます。

 2点目の「木更津力の強化」では、地元中小企業の活性化と新たな創業を支援するため、産業・創業支援センター「らづサポ」を開設し、多くの創業が実現いたしました。
 現在では、新センター長を迎え、名称も「らづビズ」と変更し、更なる成果をあげているところでございます。
 そして、市民活動の交流と情報発信に向け、「市民活動支援センター きさらづみらいラボ」を開設し、多くの市民活動を支えてまいりました。
 さらには、市民の健康増進や交流の促進のため、江川総合運動場の拡張整備を進め、新たな施設として、陸上競技場の平成31年度供用開始を予定しているところでございます。

 3点目の「賑わいづくり」では、大型外航クルーズ船の寄港を目指し、大型客船ツアーをテスト実施するなど、「クルーズシティ」に向けた取り組みを開始するとともに、本市初の「道の駅・木更津うまくたの里」を開設するなど、地域の拠点整備に努めたところでございます。
 そして、地域創生へのブランディングとして、地域と一体となり、人と自然が調和した持続可能なまちとして、次世代に継承していくための「オーガニックなまちづくり」条例とアクションプランを策定し、始動したところでございます。
 現在、本市では、東京湾アクアライン通行料金引き下げの波及効果と、これまで着実に積み重ねてきた施策の成果と相まって、まちの魅力向上に繋がっております。
 その結果、住みよいまち、元気なまちであることが評価され、合計特殊出生率が県内1位を記録するなど、定住人口、交流人口が増加しているところでございます。
 一方、日本全体では人口減少が進み、これまでの経済や社会システムが行き詰まりをみせております。
 今後の4年間は、本市が持続可能なまちとして存在していくために変革する大切な期間であると考えております。
 そのような認識のもと、「未来へつながる市民総出のまちづくり」を目指し、「オーガニックなまちづくり」のステップアップとして、市政運営に関する3つのポイント、「木更津力のさらなる強化」、「支え合いのある地域づくり」、「持続可能な社会システム」を掲げさせていただきます。

 1つ目のポイント 「木更津力のさらなる強化」は、「都心に一番近い田舎」という特徴を活かして、多様な暮らし方の実現を首都圏へ提供する一方で、2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向かう動きを地域に呼び込み、経済と雇用の安定を目指します。
 具体的には、アクアライン効果を活かした企業誘致、大型外航クルーズ船の寄港へ向けた「クルーズシティ」の推進、DMOを中心とした、広域連携による「稼げる観光」の取組促進、デジタル地域通貨「アクアコイン」の普及や官民が連携した公設地方卸売市場再整備などによる地域経済の好循環で、雇用の需要拡大を図ってまいります。
 また、「小櫃川河口干潟」や「いっせんぼく」などの豊かな環境の保全を図るとともに、環境対策と防災拠点化を目指した公共施設への太陽光発電設備と蓄電池の設置など、市全体で地球温暖化の対策に取り組んでまいります。
 街なかの憩いと賑わいの創出に向けた取り組みにおいては、中心市街地活性化基本計画の策定及び計画の推進を図るとともに
木更津港内港地区の交流拠点整備として、「パークベイプロジェクト」を推進してまいります。
 このほか、定住促進に向けたマンション建設促進、自治会バス等による新たな交通システムの構築など、暮らしの利便性が集約された、活気あるまちづくりに取り組んでまいります。

 2つ目のポイント 「支え合いのある地域づくり」は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降の超高齢社会に向けて、市民や地域による支え合いの地域づくりを加速させるとともに、ライフステージに応じた市民サービスを提供し、全世代の健康と子どもを育む環境の構築を目指してまいります。
 具体的には、市内全地区での地区まちづくり協議会の設立、自主防災組織への加入を促進し、地域力・地域防災力の向上・強化を図るとともに、地域活動へのボランティア還元ポイント制度、いわゆる行政ポイントの導入など、子どもから高齢者までが地域社会に貢献し合えるまちづくりに取り組みます。
 そして、地域包括ケアシステムを推進し、高齢者の介護予防と自立支援の強化を推進するとともに、障がいのある方の相談支援の充実にも取り組んでまいります。
 また、市民の健康寿命を延伸させるため、江川総合運動場の拡張整備や東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致による運動意識の高揚、きさらづ健幸マイレージによる健康意識の醸成など、いつまでも健康的で元気な長寿のまちを目指します。
 さらに、安心した出産・子育てをサポートする子育て世代包括支援センター「きさらづネウボラ」を充実させ、待機児童ゼロに向けた保育士の確保支援など、安心できる子育て環境づくりに取り組み、出生率の向上を目指します。

 3つ目のポイント「持続可能な社会システム」は、本市の人口増加のピークと予想される2026年以降の社会に向けて、徹底的な行政改革を進めるなど、現行システムの補完・強化を目指します。
 具体的には、スマートフォンやタブレットを利用した情報インフラの構築、本市オリジナルアプリの普及を図り、地域ネットワークを強化するとともに、ICT、AIの活用を進めてまいります。
 そして、働き方改革による市職員の残業の半減化と行政サービスの強化、財源確保の強化による適正な財政運営、複合化等による公共施設の総量規制など、効率的な行財政の基盤づくりに取り組みます。
 そのほか、人材育成や観光振興などを目的としたアジア地域との更なるネットワークづくりを進め、外国人介護人材の導入支援や学校で外国語授業を補助するALTの拡充、英語教育を通じたグローバル人材の育成にも取り組んでまいります。
 また、空き家バンクと住宅リフォーム助成、子育て世帯の住宅確保への負担軽減策の導入や移住定住窓口の充実とシティプロモーションの強化により、持続可能なまちづくりに向け、バランスの良い人口構成を目指します。
 さらに、火葬場、水道事業、廃棄物処理事業、救急センターの広域運用を進め、公共施設の共同利用をはじめとする広域行政の強化など、周辺都市との関係強化を図り、中規模市民ホールの建設、木更津金田バスターミナル「チバスタアクア金田」のハブ化を推進し、自立した地域づくりを目指します。
 そして、その先には、行政の広域合併に向けたアクションを行ってまいります。

 主な3つのポイントは以上でございますが、それぞれの施策を充実させ、「未来へつながる市民総出のまちづくり」を目指してまいります。
 ご案内のように、本市の基本計画であります「きさらづ未来活力創造プラン」は、今年度が最終年度でございます。
 今年度策定の次期計画には、市民の皆様のご意見を取り入れるとともに、私の所信であります、この3つのポイントを位置づけ具体的な施策につきましては、今後、整理したうえでお示ししてまいります。

 以上申し上げましたとおり、私はこれからの4年間、市民のチャレンジが育まれ、人・もの・文化が循環する自立した地域づくり「オーガニックなまちづくり」のステップアップを目指してまいる所存でございますので、議員各位のご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、所信表明とさせていただきます。

ありがとうございました。