業務核都市の育成・整備

1.背景・目的

東京圏における住宅問題、通勤問題等の大都市問題の解決を図るため、東京都区部以外の地域で相当程度広範囲の地域の中心となるべき都市(業務核都市)を、業務機能をはじめとした諸機能の集積の核として重点的に育成・整備し、東京都区部への一極依存構造をバランスのとれた地域構造に改善していくことが求められています。
木更津市は、千葉県内で、千葉市、成田市、柏市とともに、業務核都市に位置づけられ、整備を進めてきました。
第5次首都圏基本計画(平成11年3月)では、首都圏における目指すべき地域構造として「分散型ネットワーク構造」が掲げられました。この中で、木更津業務核都市は、広域的な機能を担い、連携・交流の要となる木更津広域連携拠点として育成・整備を図ることとなっています。

2.広域連携拠点

木更津広域連携拠点は、千葉市、成田市、柏市といった県内の各業務核都市との連携を図りつつ、東京湾アクアラインの整備効果を生かし、東京湾沿岸域に位置する横浜市、川崎市、東京中心部等との連携を深め、自然環境の保全と良好な環境の創造、産業や港湾物流等の既存機能の高度化等による地域活力の創出、低・未利用地等を活用した地域整備の推進等による安全でゆとりある生活空間の創出を図ります。

3.木更津業務核都市基本構想の概要

平成4年3月に千葉県が、多極分散型国土形成促進法(昭和63年制定)に基づき、業務施設集積地区や中核的施設等を定めた『木更津業務核都市基本構想』を作成し、主務大臣(総理、通産、運輸、建設、自治:当時)の承認を得ました。(平成5年10月、一部変更承認・平成17年3月、一部変更同意)
本構想では、かずさアカデミアパーク地区と木更津都心地区の2地区を業務施設集積地区として設定し、かずさDNA研究所、かずさアカデミアセンターなどの中核的施設を中心に、交通結節点としての優位性を生かした業務、研究開発、物流機能等の集積を進めています。
さらに、豊かな自然環境を生かし、多様なライフスタイルを実践する場として、多様な都市機能の充実が図られた業務核都市の育成・整備に取組んでいます。

  1. かずさアカデミアパーク地区(約278ha)
    房総丘陵の恵まれた自然環境を最大限生かした新しい国際水準の研究開発拠点の形成を核として、学術機能、生産機能、コンベンション機能等高次複合機能を有し、諸機能の都区部からの分散に寄与する都市拠点の形成を目指します。
    また、当地区においては、研究開発系の機能の導入整備を図ることとしますが、これらの機能の導入整備に対応した居住機能を木更津市を中心に君津市等に配置することとし、職住近接型のアメニティ豊かな住宅・宅地の供給を確保します。
  2. 木更津都心地区(約195ha、公有水面を除く)
    房総半島中央部において、南北及び内陸部を結ぶ鉄道の結節点であるJR木更津駅、多機能化が計画されている木更津港、さらに従来から地域の中核として発展してきた知識・経験を生かし、商業・業務機能等の諸機能の導入整備とこれに対応した居住機能の整備を図り、豊かさを実感する市民生活の実現を図りつつ、木更津業務核都市の中心地区として千葉南地域の均衡ある発展と自立性の向上を目指します。

4.首都圏業務核都市首長会議

業務核都市の形成・整備を促進し、自立都市圏の形成を先導するため、業務核都市の首長が意見交換、連絡調整等を行う場として、首都圏業務核都市首長会議が年1回開催されています。
また、業務核都市制度の一層の拡充等に関する要望を、関係省庁及び国会議員に対し、行っています。

  • 東京都域・・・八王子市、立川市、青梅市、町田市、多摩市
  • 埼玉県域・・・さいたま市、熊谷市、川越市、春日部市、越谷市
  • 茨城県域・・・土浦市、つくば市、牛久市
  • 千葉県域・・・千葉市、成田市、木更津市、柏市
  • 神奈川県域・・・横浜市、川崎市、厚木市、相模原市

 

リンク

国土交通省ホームページ/第5次首都圏基本計画
千葉県公式ホームページ/業務核都市