有機農業推進の取り組み~2023オーガニックビレッジ宣言に至るまで~
木更津市の有機農業への取り組み
木更津市では2019年より、市内の公立小中学校(全30校)に提供されるお米の全量有機化を目指して、市内生産者の皆様のご協力を頂き、農薬・化学肥料を一切使用しないお米「きさらづ学校給食米」を学校給食に提供しており、2022年には目標の約50%を達成しています。
一方で、国は農林水産業の生産力向上と持続性の両立を目指し、令和3年度に「みどりの食料システム戦略」を策定し、この中で2050年までに目指す姿として耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を約25%にすることを掲げています。また、同戦略を踏まえ、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者だけでなく事業者、住民など地域ぐるみで取り組む市町村「オーガニックビレッジ」の創出も進めており、2025年までに100市町村を目指しています。
これらを推進するために、国は「みどりの食料システム戦略緊急対策交付金」を設立しました。
木更津市では2022年度に上記の補助金を活用し、「きさらづ学校給食米」の取り組みを基軸に、生産関連、加工・流通関連、消費関連の各方面から様々な取り組みを行い、本市の有機農業推進の方針等を示した「木更津市有機農業実施計画」を作成し、2023年3月23日に千葉県初となる「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。

また、令和4年度に実施した取り組みをまとめたリーフレットも作成いたしました。
令和4年度の各取り組みの詳細は以下のページをご覧ください。
- 木更津市有機農業推進協議会(検討会)
- 「きさらづ学校給食米」の収量増に向けた土壌診断の実施(生産)
- 大豆・サツマイモの有機栽培実証実験(生産)
- 有機JAS指定講習会の開催(生産)
- 「きさらづ学校給食米」を活用したみりんの製造について(加工・流通)
- 市内有機農産物を活用したお土産品の開発(加工・流通)
- 市内有機農産物を活用した新メニューの開発(加工・流通)
- 【産学官連携】有機農産物を活用した商品開発(加工・流通)
- 「きさらづ学校給食米」のふるさと納税返礼品への活用(消費)
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