ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がんワクチン)

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ページ番号1004041  更新日 令和4年8月23日

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子宮頸がん予防ワクチンの勧奨再開について

平成25年6月から、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が接種後に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされていましたが、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。

対象年齢の接種希望者は、市の予診票を使用した場合、無料で接種を受けることができます。なお、令和4年4月に中学1年生から高校1年生相当の対象者へ予診票等を個別通知しました。

積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女子は、令和7年3月末まで時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うキャッチアップ接種の対象となります。対象者へは令和4年5月に予診票等を個別通知しました。

予診票紛失や転入の場合、予診票は窓口交付となります。母子手帳等接種歴のわかるものをご持参ください。

子宮頸がんとは

ヒトパピローマウイルス(HPV)はありふれたウイルスで性交渉により感染します。女性の約8割が50歳までに感染を経験するといわれており、通常は感染しても自然に排除されますが、感染が長く続いた場合、細胞が少しずつがん細胞へ変化することがあります。

20~30代で発見される子宮頸がんは8~9割がヒトパピローマウイルス(HPV)16型・18型です。この年代は、妊娠・出産のピークが重なることから、その後の妊娠・出産に影響が出ます。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンとは

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、日本人の子宮頸がん患者に多いヒトパピローマウイルス(HPV)16型・18型の2つのウイルスに対応したもので、子宮頸がんの6割から7割を防ぐことができると考えられています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉で感染するので、性交渉を始める前に予防接種をすることが望ましいです。

3回の接種を完了することで、10年前後あるいは10年以上の一定期間、効果が持続すると言われています。そのため、妊娠・出産適齢時期に子宮頸がんの発症を予防することができます。
ただし、すでに感染してしまったヒトパピローマウイルス(HPV)を排除することはできません。

また、ワクチンを接種してもすべてのヒトパピローマウイルス(HPV)を予防できるわけではありません。20歳を過ぎたら、定期的な子宮がん検診が必要です。

接種時期・回数・スケジュール

対象年齢:12歳になる年度初日から16歳になる年度末日までの女子(小学校6年生から高校1年生相当)

 ※小学6年生への予診票等は、標準的接種年齢の中学1年生の年度初めに個別通知予定です。

子宮頸がん予防ワクチン 接種時期・回数・スケジュール
標準的接種年齢 ワクチンの種類 接種回数 スケジュール
13歳になる年度初日から末日(中学1年) 2価ワクチン 3回

1か月以上あけて2回接種。1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上あけて1回接種

※標準的な接種間隔:1か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回

4価ワクチン 3回

1か月以上あけて2回接種。2回目から3か月以上あけて1回接種

※標準的な接種間隔:2か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回

9価ワクチンは、現在定期接種として承認されていません。9価ワクチン接種の場合は、全額自費となります。 

注意事項

接種を希望される方
予診票と同封の説明書等にて、ワクチンの効果、接種後の副反応や接種後の注意などを確認の上、医療機関へ予約し、接種してください。その際、必ず母子手帳と予診票を持参してください。なお、県外での接種を希望する場合は、事前申請が必要です。

ワクチン接種時の注意
接種を受けるときには、16歳以下の場合、原則保護者の同伴もしくは署名が必要となります。ワクチンの効果、接種後の副反応や接種後の注意などを理解した上で、体調の良いときに接種を受けてください。

ワクチン接種後の注意
接種後に、接種部位が腫れたり痛むことがあります。
また、接種後に失神など副反応が現れることがありますので、接種後30分は、接種した医療機関で安静にしていてください。接種当日は激しい運動は避け、接種部位に異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。


※20歳以上の女性に対して子宮がん検診を実施しています。10代でワクチンを接種しても、20歳を過ぎたら定期的な子宮がん検診を受けましょう。

副反応について

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種だけでなく、他の予防接種でも副反応が発生します。主な副反応は、接種部位の疼痛、発赤、腫脹です。他に発熱、頭痛、胃腸障害、筋肉・関節の痛みなどの全身反応もあります。
重い副反応として、まれにアナフィラキシー反応などの過敏症反応、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎などが現れることがあります。
万が一、注射した場所に限らず、痛みやしびれ、脱力などが起こり、長く続く場合には、医師にご相談ください。

予防接種による失神について

注射の痛み、恐怖、興奮などの様々な刺激のために、心拍数や血圧が低下して、失神が起こることがあります。予防接種による失神は、思春期の女性に多いと言われています。注射への恐怖が強い人は、事前に医師に伝えてください。

失神による転倒や怪我を防ぐため、接種後はすぐに帰宅せず、30分間は背もたれがある椅子など、体重をあずけられるような場所に座り、なるべく立ち上がることを避けて、安静にして、診察室から移動するときは、看護師や保護者に付き添ってもらってください。
通常は、横になって安静にするだけで回復します。

その他の予防接種

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