令和元年度 木更津市男女共同参画フォーラム開催報告
第1回 人生100年時代のワークライフバランス ~イクボスのすすめ~
日時:令和元年6月30日(日曜)午後2時~4時
会場:木更津市民総合福祉会館 市民ホール
手法:講演会
講師:安藤 哲也 氏
参加者数:48人
〔安藤氏プロフィール〕
1962年生まれ。二男一女の父親。明治大学卒業後、出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、2006年に父親支援事業を展開するNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し代表に。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」、東京都「子育て応援とうきょう会議」、にっぽん子育て応援団共同代表等も歴任。
ファザーリング・ジャパンは、平成30年度内閣府主催の『子供と家族・若者応援団表彰~子育て・家族支援部門』にて、「内閣総理大臣表彰」を受賞。
概要:講演会では、これからは多様性(ダイバーシティ)の時代であり、子育ては父母の共育ての時代、晩婚化・高齢化の進展により、育児と介護のダブルケアの時代が来ています。また、働く人たちの背景には、育児・介護・疾病など、様々な事情(制約)を抱えており、推定7割の社員が何らかの制約を抱えて働いています。「職場にプライベートを持ち込むな」という時代から、多様性を認め合う時代へと変わっていくために、イクボスが重要となります。
イクボスとは、「育児に理解がある上司」という狭義の意味ではなく、多様性を受け入れ、そのマネジメントをし、成果を上げられるボスのことであり、そして自分自身のこれからの生き方を見据えて働くボスのことです。
人生80年時代では、多くの人が「学習・仕事・余生」のロールモデルに沿った生き方が可能でしたが、人生100年時代では、社会の大きな構造的な変化、そして自分自身がどう生きるかという生き方改革の時代です。自分の人生の時間をいかに充実させることができるか、これからの生き方にロールモデルはありません。
参加者からは、イクボスという考え方を初めて聞いたが、自分も取り組んでみたいと思う、実際に時間を効率的に使うタイムマネジメントなど具体的な話をもっと聞きたいといった感想をいただきました。
第2回 よくし隊レディあおぼーし直伝 今日からできる防犯力UP術!
日時:令和元年10月5日(土曜)午後1時30分~3時10分
会場:イオンモール木更津 イオンホール
手法:講演会
講師:千葉県警察「よくし隊レディあおぼーし」
参加者数:32人
〔プロフィール〕
よくし隊レディあおぼーしは、平成28年3月に女性が被害者となりやすい性犯罪等を抑止するため、県警本部に勤務する女性警察官で犯罪抑止チーム「よくし隊レディあおぼーし」を結成。平成29年5月には、少年補導専門員をメンバーに加え、女性と子供の犯罪被害防止に取り組んでいる。
概要:女性のための防犯ポイントを1時間お話いただいた後、参加者の皆さんでペアになって、よくし隊レディのお手本を見ながら、実際に身体を動かして護身術を練習しました。
講演会では、日々の生活のなかでさまざまな場面で気をつけるポイントをご講演いただきましたが、特に印象的だったのは、防犯ブザーは子供が持つものという意識あるが、女性はいくつになっても狙われることが多く、ひったくり等にも有効なので、警察官のお二人もかばんにつけているということ。エスカレーターでの盗撮被害を防ぐためには、まっすぐ乗るのではなく、手すりを背後にして身体を斜めにして乗ることで、視野が広くなり周囲に意識が向きやすくなるといったすぐに実践できることを教えていただきました。
また、会場からの質問で、「110番をしても最寄の警察署ではないところに繋がると聞いているが、それはなぜか」といった質問に対して、警察官の方も事件等が起きた場合は、まずは110番をして、管内全域に知らせ、犯人の早期発見に繋がるので、誰かに相談してからではなく、ためらわず直ぐに110番してほしいという話がありました。
護身術の実演では、腕をつかまれた場合のふりほどき方について、教えていただき、いずれの場合も、つかまれて引きづられる前に、なるべく早く対応することが大切とのことでした。子供の場合は、思いっきり腕をぶんぶんと全身をつかって腕を振ることで、手をほどくことができるということ。大人の場合は、つかまれた手を自分の側にひっぱって抜こうとしてしまうが、まずは手のひらを広げることて手首を硬くすること、犯人の親指と人差し指の間を見つけて、そこから勢いよく手を引き抜いて、「助けて。110番して。」と大きな声を出すことを教えていただきました。
最後に、護身術は「逃げる」ために必要なこと。逃げるという気持ちを絶対に最後まで持ち、倒されても足をばたばたする、大声を出すなど、抵抗することが大切ということでした。
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