UH-60JAの定期整備のための飛行の実施について(令和6年1月12日)
1経緯
令和5年6月19日に、防衛省・自衛隊から、陸上自衛隊ヘリコプターUH-60JAの訓練飛行再開について説明がありましたが、木更津市は、同月21日に、防衛省・自衛隊に対し、本年4月に沖縄県宮古島沖で起きた同型機の事故の原因が究明されていない中において、同型機の訓練飛行を再開する場合は、木更津駐屯地内に限定して実施するよう要請したところ、防衛省・自衛隊から、同型機の訓練飛行については、同月30日以降に当面、同駐屯地内において再開することについて説明がありました。
その後、令和5年12月25日に、防衛省・自衛隊から、同型機の定期整備のための飛行の実施について説明がありました。(別紙(1))
これを受けて、木更津市は、同日に、防衛省に対し、先般の事故の原因が究明されていない中において飛行を実施することについて、詳細な説明を求めたところ、昨日(令和6年1月11日)、防衛省・自衛隊から、改めて下記2及び3のとおり説明がありました。
別紙(1)(防衛省説明資料)UH-60JAの定期整備のための飛行の実施について (PDFファイル: 831.6KB)
2防衛省・自衛隊の説明について
・木更津駐屯地における陸上自衛隊UH-60JAの飛行については、これまで、入念な点検後、同駐屯地内において、乗員の練度維持に最低限必要な訓練飛行を実施してきたところであり、その間、飛行の安全に影響を及ぼす事象は発生していない。
・他方で、航空機は、一定の飛行時間等に達すれば、その安全を確保するため、定期整備を実施する必要があるため、今般、定期整備の一環として整備試験飛行を実施する計画である。
・定期整備は、航空機の安全を確保するために実施するものであり、定期整備を実施しなければ、安全に飛行させることができず、整備試験飛行は、災害派遣等の任務飛行に当たる機体を確保するために不可欠である。
・整備試験飛行は、航空機の機能・安全性を確認した後に実施するとともに、今般の整備試験飛行に際しては、一層の安全を確保できるよう、常に複数機で飛行し、相互に安全のための指示を出せる態勢を取ることとしている。
・また、防衛省・自衛隊として、本年1月1日に発災した「能登半島地震」に対処する中において、今般の地震による被災状況を踏まえると、同型機の運用が必要な状況となっている。
3防衛省・自衛隊の説明に係る確認事項
別紙(2)のとおり
別紙(2)「UH-60JAの定期整備のための飛行の実施について」の説明に係る確認事項について (PDFファイル: 238.5KB)
4市長コメント
昨日(令和6年1月11日)、防衛省・自衛隊から、木更津駐屯地における陸上自衛隊UH-60JAの整備試験飛行について、これまで、入念な点検後、同駐屯地内において、乗員の練度維持に最低限必要な訓練飛行を実施してきたが、その間、飛行の安全に影響を及ぼす事象は発生していないこと、また、今般の整備試験飛行に際しては、一層の安全を確保した上で洋上において実施することについて説明がありました。
木更津市としては、市民の皆様の安全・安心を確保する観点から、先般の事故の原因が究明されるまでの間は、同型機の訓練飛行を同駐屯地内に限定して実施するよう要請しておりましたが、整備試験飛行については、災害派遣等への影響を鑑み、やむを得ないと判断しました。
一方で、同型機については、整備試験飛行後においても、引き続き、当面の間は、同駐屯地内において訓練飛行を実施することについて確認しました。
木更津市では、引き続き、同駐屯地のあらゆる航空機について、安全な飛行運用を求めるとともに、市民の皆様が不安を生じることがないよう取り組んでまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
企画部企画課
〒292-8501
千葉県木更津市富士見1-2-1
駅前庁舎(スパークルシティ木更津8階)
企画政策係電話番号:0438-23-7468
基地対策係電話番号:0438-23-7425
ファクス:0438-23-9338
企画部企画課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
更新日:2024年04月16日