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市長の防衛省への訪問について(令和5年12月15日)

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更新日:2024年02月29日

日程等について

本日、渡辺市長が防衛省で木原防衛大臣と面会し、今般の米空軍オスプレイの墜落事故の原因ん究明をはじめ、陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯地への暫定的な配備に係る暫定配備期間の遵守等を要請しました。

日時 令和5年12月15日(金曜日)午前11時55分から約15分程度

場所 防衛省庁舎A棟11階 第一省議室

対応者 木原防衛大臣ほか

訪問者 渡辺市長ほか

目的について

先月29日に、鹿児島県屋久島東側沖合において、米空軍横田基地所属のCV-22オスプレイ1機が墜落し、乗員8名全員の死亡が確認されました。

本市では、木更津駐屯地において、米海兵隊MV-22オスプレイの定期機体整備及び陸上自衛隊V-22オスプレイの暫定配備を受け入れており、今般の事故を受けて、市民のオスプレイの安全性に対する不安は高まっております。

一方で、陸上自衛隊オスプレイの暫定配備については、令和2年7月に開始されてから、本年7月で3年が経過し、現在、木更津駐屯地には、14機の陸上自衛隊オスプレイが配備され、自衛隊機の飛行の運用に伴う騒音等による市民の負担は増しております。

そのうえで、改めて、今般の米空軍オスプレイの墜落事故について、原因究明と日米オスプレイの飛行の安全が確保されるまでの間、飛行を見合わせること、また、防衛省において、オスプレイの機体の安全性について、徹底した検証を行うことを要請するとともに、令和元年12月に陸上自衛隊オスプレイの暫定配備への協力を決断するにあたり、5年以内を目標とする暫定配備の期間をはじめ、確認した事項を含め、改めて、木原防衛大臣の見解を伺いたく訪問しました。

市長コメント

今般の米空軍オスプレイの墜落事故について、改めて、原因究明と日米オスプレイの飛行の安全が確保されるまでの間、飛行を見合わせること、また、防衛省において、オスプレイの機体の安全性について、徹底した検証を行うことを要請しました。

さらに、本日、木原防衛大臣に次の5つの事項について要請しました。

1. 暫定配備の期間の遵守について

2. 騒音等の負担の軽減について

3. 安全対策と潮干狩り等への配慮について

4. 情報の適切な提供について

5. 米海兵隊オスプレイの定期機体整備に関する覚書の遵守について

大臣からは、今般の米空軍オスプレイの墜落事故については、現在、飛行の安全確保を最優先として、米側に情報共有を求めるとともに、緊密に連携し、飛行の安全の確保等について確認作業を行っている最中であり、今後、地域の皆様にその結果をしっかり説明する旨の発言がありました。

また、5年以内を目標とする暫定配備の期間の遵守をはじめ、要請した5つの事項については、防衛省として対応する旨の発言をいただきました。

木更津市としては、引き続き、日米オスプレイの運用を注視し、市民の皆様に不安が生じることがないよう取り組むとともに、木更津駐屯地における自衛隊機の飛行等の運用に伴う市民の皆様への影響の軽減に向け、必要な取組を迅速に行ってまいります。

市長の要請事項及び木原防衛大臣の見解について

(1)市長の発言要旨

今般の米空軍オスプレイの墜落事故の原因究明をはじめ、令和元年12月に陸上自衛隊オスプレイの暫定配備への協力を決断するにあたり、確認した事項を含め、改めて、要請する。

はじめに、今般の事故について、原因究明と日米オスプレイの飛行の安全が確保されるまでの間、飛行を見合わせていただくよう要請させていただいたが、改めて、防衛省において、オスプレイの機体の安全性について、徹底した検証を行うこと。

次に、陸上自衛隊オスプレイの暫定配備に係る確認事項について。

1つ目は、暫定配備の期間について。佐賀駐屯地(仮称)の整備については、陸上自衛隊オスプレイの移駐に必要な施設を令和7年6月までに完成させるよう工事を進めているが、木更津市民は、暫定配備の期間はあくまでも5年以内という約束のもと、陸上自衛隊オスプレイを受け入れていることから、5年以内の暫定配備の期間を厳守すること。

2つ目は、騒音等の負担の軽減について。陸上自衛隊オスプレイをはじめ、自衛隊機の飛行等の運用に伴う騒音等による負担軽減のため、基地周辺の生活環境に最大限の配慮をしていただきたいこと。

3つ目は、安全対策と潮干狩り等への配慮について。市民のオスプレイの安全性に対する懸念は高まっており、市民の安全・安心を確保する観点から、オスプレイの飛行運用にあたっては、引き続き、徹底した安全対策を行っていただくとともに、潮干狩りなどの駐屯地周辺の集客イベントなどが実施される場合には、オスプレイのみならず、木更津駐屯地の運用において最大限の配慮をしていただきたいこと。

4つ目は、情報の適切な提供について。これまでも、防衛省からは、適宜、情報提供をしていただいているが、一方で、更に詳細な情報を求める声もある。市民の安全・安心を第一に考え、引き続き、適時、適切な情報提供をしていただくとともに、佐賀駐屯地整備の進捗状況についても情報提供をしていただきたいこと。

5つ目は、米海兵隊オスプレイの定期機体整備について。引き続き、平成29年1月19日付で、防衛省、米軍及び富士重工業株式会社(現SUBARU)との間で取り交わされた覚書を遵守していただきたいこと。

以上の事項について、木原防衛大臣の見解を伺いたい。

(2)木原防衛大臣の発言要旨

今般の米空軍オスプレイの墜落事故については、陸上自衛隊オスプレイが暫定配備されている木更津市をはじめ地域の皆様に大きな不安を与えるものであったと考えている。現在、飛行の安全確保を最優先として、米側に情報共有を求めるとともに、緊密に連携し、飛行の安全の確保等について確認作業を行っている最中であり、今後、地域の皆様にその結果をしっかり説明し、ご不安や懸念の払しょくに努めてまいる。

また、陸上自衛隊オスプレイの暫定配備について、1つ目の暫定配備の期間については、防衛省と木更津市との間で、木更津への暫定配備期間は5年以内を目標とすることを約束していることを踏まえ、引き続き、最大限の努力をする。

2つ目の騒音等の負担軽減については、木更津駐屯地周辺の騒音軽減は、重要な課題の一つであり、陸上自衛隊オスプレイを始めとする自衛隊機の運用に際して、引き続き、周辺住民の方々に最大限配慮した運用に努める。

3つ目の安全対策と潮干狩り等への配慮については、防衛省・自衛隊としては、航空機の運用について、今後とも教育訓練や機体の点検・整備を確実に実施し、安全管理を徹底する。また、今般の米空軍オスプレイの事故を受け、陸上自衛隊オスプレイについては、事故の状況が明らかとなるまでの当面の間は、その飛行を見合わせることとしており、今後の措置については、米軍の情報も踏まえ適切に判断する。また、潮干狩りなどの駐屯地周辺での集客イベント時における陸上自衛隊オスプレイを含む航空機の飛行については、今後とも必要な配慮を行う。

4つ目の情報の提供については、引き続き、陸上自衛隊オスプレイに限らず各種情報について、適時・適切に提供する。

5つ目の米海兵隊オスプレイの定期機体整備については、これまで、覚書がしっかりと遵守されていることを防衛省として確認しているが、今後とも、米軍及び整備企業に対し、覚書の遵守について働きかける。

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