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高層マンションにお住まいの方へ

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更新日:2024年09月11日

高層マンションにおける防火対策

近年、木更津市でも増えてきている高層マンション。窓からの眺めが良いことや共用施設が充実しているといった快適な生活をかなえる特長が備わったマンションが数多くあります。一方で、心配なのが「火災」です。特にはしご車が届かないような高層建築物(建物の高さが31メートルを超えるものをいいます)で、火災が発生した場合や火災を予防する対策を紹介します。

避難経路を確認する

火災時の避難は階段が原則です。普段使い慣れているエレベーターは火災時には停止してしまいますので、エレベーターを使用せずに階段から避難できるよう階段の位置は覚えておきましょう。また、いざという時、ベランダは避難経路になります。仕切板を破ることで隣のベランダに避難することができ、同じ階に設置されている避難はしごを使って下の階に避難できる場合もありますので確認をお願いします。

1階へ避難する画像

防炎物品を使用する

高層建築物の火災は、人命危険が大きいことから消防法により、住んでいる階に関係なく、使用するカーテンやじゅうたんは防炎物品にしなければならないとなっています。防炎物品はカーテンなどに防炎性能を持たせ、それ自体が燃えにくくなっていますので、燃え広がることを防ぐために非常に有効なものです。また、使用しているものが防炎物品であるかどうかは防炎ラベルが貼り付けられているかで確認します。

防炎ラベル

防炎ラベルの一例

放火対策をする

放火による火災については、自分の注意だけで防げるものではありません。放火されない環境づくりが必要です。

  • 廊下や階段などに燃えやすいものを放置しない
  • 郵便受けに郵便物をためない
  • ごみは決められた日にだす
  • 車やオートバイにカバーをする場合には防炎製品を使用する

などがあげられます。

訓練に参加する

一定規模のマンションでは、消防法により防火管理者を定め、消防計画の作成やその計画に基づく消火、通報及び避難訓練を実施するよう規定されています。この訓練に参加することで、より一層の防火意識の向上が期待できますので積極的に参加するようお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部予防課
〒292-0834
千葉県木更津市潮見2-1
予防係・危険物係電話番号:0438-23-9183
ファクス:0438-23-9096
消防本部予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。