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大豆・サツマイモの有機栽培実証実験(生産)

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更新日:2024年02月29日

目的と管理方法について

 木更津市では「きさらづ学校給食米®」を早期に学校給食全量に提供するため、水稲の有機化を主に進めていますが、市全体の有機農業を進めていくには水稲以外の有機化を進める必要があります。
 そこで木更津市の未利用地を活用して、試験的に大豆とサツマイモを有機栽培できるか実証し、その結果を生産者の皆様に広めていくことを目的に、日本農林規格(JAS)に適合した資材のみ使用し、その他の農薬・化学肥料を一切使用しない方法で栽培しました。
 また、栽培には木更津市と有機農業推進に係る連携協定を結んでいる井関農機株式会社にも協力頂きました。

所狭しと、青々とした雑草が生い茂る試験ほ場の写真

未利用地だった市有地

栽培の様子(サツマイモ)

 サツマイモの品種は安納芋で全100株(約30平方メートル)を植えて実証実験を行いました。
 肥料はJAS規格に合った物を1種類のみ使用し、植え付け後の水やり以外は、特に作業をしていませんでしたが、約50キログラムのサツマイモを収穫することができました。
 収穫したサツマイモは学校給食への提供は、保管が上手くいかず叶いませんでしたが、畑近隣の小学校において、教材として使用しました。

移植機を使い、黒いビニールを張った畑に、安納芋の苗を1株ずつ植えている様子の写真

サツマイモの苗を植える様子

黒色の長靴を履いた男性が、1株ずつ丁寧に手作業で芋ほりをしている様子の写真

収穫時の様子

ゴム手袋をした左手で持った、収穫したばかりのつる付きのたくさんの実が付いたサツマイモをアップで撮影した写真

収穫したサツマイモ

栽培の様子(大豆)

 大豆の品種は栽培時に天敵となるカメムシ対策を兼ねて晩成種のフクユタカを選び、5キログラムの種子を約900平方メートルの畑に植えて実証実験を行いました。
 肥料はサツマイモ同様JAS規格に合った物を1種類のみ使用し、植え付け後の1か月後に除草を目的に中耕(土寄せ)作業を行い、約100キログラムの大豆を収穫することができました。
 収穫した大豆は公民館などで実施された味噌づくり体験や保育園の教材に使用していただきました。

晴れ渡る青空の下、男性2名が青バケツや段ボール箱から乾いた畑に肥料施肥を行っている様子の写真

肥料を撒く様子

緑色のローラーが付いた、大豆播種機を使い畑に大豆を撒いている様子の写真

大豆の種を撒く様子

男性が乗った中耕機で、所狭しと成長した大豆畑の畝と畝の間を耕したり野菜の根本に土を寄せたりする中耕作業を行っている様子の写真

中耕作業の様子

コンバインを使い、茶色く乾燥した大豆の株を収穫する様子の写真

収穫作業の様子

青いビニールシートの上に、ゴザを広げ、その上に収穫した大豆を広げ地干ししている様子の写真

収穫した大豆

生産者への報告会

 大豆・サツマイモ有機栽培の実証について、2月24日(金曜)に開催したみどりの食料システム戦略緊急対策に係る検討会において、木更津市有機農業推進協議会に所属する生産者に対して報告しました。

消灯した室内で、前方にいる担当者が白い壁にスクリーンを投影し説明している様子を熱心に聴講する生産者達を右後方から撮影した写真

生産者への報告の様子

この記事に関するお問い合わせ先

経済部農林水産課
〒292-8501
千葉県木更津市富士見1-2-1
駅前庁舎(スパークルシティ木更津8階)
農林調整係電話番号:0438-23-8445
農林振興係電話番号:0438-23-8444
農林土木係電話番号:0438-23-8453
水産係電話番号:0438-23-8454
有機農業推進係電話番号:0438-38-6516
ファクス:0438-23-0075
経済部農林水産課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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