大豆・サツマイモの有機栽培実証実験(生産)
目的と管理方法について
木更津市では「きさらづ学校給食米®」を早期に学校給食全量に提供するため、水稲の有機化を主に進めていますが、市全体の有機農業を進めていくには水稲以外の有機化を進める必要があります。
そこで木更津市の未利用地を活用して、試験的に大豆とサツマイモを有機栽培できるか実証し、その結果を生産者の皆様に広めていくことを目的に、日本農林規格(JAS)に適合した資材のみ使用し、その他の農薬・化学肥料を一切使用しない方法で栽培しました。
また、栽培には木更津市と有機農業推進に係る連携協定を結んでいる井関農機株式会社にも協力頂きました。

未利用地だった市有地
栽培の様子(サツマイモ)
サツマイモの品種は安納芋で全100株(約30平方メートル)を植えて実証実験を行いました。
肥料はJAS規格に合った物を1種類のみ使用し、植え付け後の水やり以外は、特に作業をしていませんでしたが、約50キログラムのサツマイモを収穫することができました。
収穫したサツマイモは学校給食への提供は、保管が上手くいかず叶いませんでしたが、畑近隣の小学校において、教材として使用しました。

サツマイモの苗を植える様子

収穫時の様子

収穫したサツマイモ
栽培の様子(大豆)
大豆の品種は栽培時に天敵となるカメムシ対策を兼ねて晩成種のフクユタカを選び、5キログラムの種子を約900平方メートルの畑に植えて実証実験を行いました。
肥料はサツマイモ同様JAS規格に合った物を1種類のみ使用し、植え付け後の1か月後に除草を目的に中耕(土寄せ)作業を行い、約100キログラムの大豆を収穫することができました。
収穫した大豆は公民館などで実施された味噌づくり体験や保育園の教材に使用していただきました。

肥料を撒く様子

大豆の種を撒く様子

中耕作業の様子

収穫作業の様子

収穫した大豆
生産者への報告会
大豆・サツマイモ有機栽培の実証について、2月24日(金曜)に開催したみどりの食料システム戦略緊急対策に係る検討会において、木更津市有機農業推進協議会に所属する生産者に対して報告しました。

生産者への報告の様子
この記事に関するお問い合わせ先
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〒292-8501
千葉県木更津市富士見1-2-1
駅前庁舎(スパークルシティ木更津8階)
農林調整係電話番号:0438-23-8445
農林振興係電話番号:0438-23-8444
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ファクス:0438-23-0075
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更新日:2024年02月29日