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先端技術を活用した有機農業の推進に関する取り組み

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更新日:2024年02月29日

「先端技術を活用した農業の推進及び有機農業の推進に関する連携協定書」の締結について

 木更津市では、スマート農業及び有機農業の検証を行い、生産技術の向上、コストの低減、高品質な農産物の栽培方法の確立を図ることを目的として、令和3年4月に井関農機株式会社と「先端技術を活用した農業の推進及び有機農業の推進に関する連携協定書」を結びました。

先端技術を活用した「きさらづ学校給食米®」収量向上に向けた実証について

 木更津市では、令和元年度より市内公立小中学校で提供されるご飯の全量有機化を目指し、農薬・化学肥料を一切使用しない方法で栽培する「きさらづ学校給食米®」の学校給食への提供を行っています。
 目標達成に向け、水稲の有機栽培における大きな課題である雑草対策の実証を、上記協定に基づき井関農機株式会社と連携して実施しています。

水田乗用除草機

 実施時期:令和3年度及び令和4年度
 実施内容:条間・株間の除草作業ができる水田乗用除草機の実証
 実施地区:岩根、鎌足地区
 効果:実施個所において、雑草の減少が見られました。

稲が植えられた水田の中で、前方部分に除草機能がついた水田乗用除草機の上に、中腰でハンドルを握りながら作業を行っている男性の写真

作業の様子

黄金色の稲穂が実った畑の一部分に、丸く円形状ほとんど何も生えていない部分がある実証ほ場の写真

実証ほ場の様子

黄金色の稲穂が実った畑の一部分に、円形状に生き生きとした雑草が生い茂っている対象ほ場の写真

対象ほ場の様子

水位センサー

 実施時期:令和3年度
 実施内容:ICTを活用した深水管理の実証
 実施地区:市内各地区
 効果:水深管理をスマートフォンを活用して管理でき、省力化が図られました。

水田ファーモと呼ばれるアンテナ付きの四角の個体がついた棒状の水位センサーを、青いつなぎの服を着た男性が水田に差し込んでいる様子の写真

水田ファーモ設置の様子

GPシート

 実施時期:令和3年度、令和4年度
 実施内容:中赤外線による苗の生育促進が期待できるGPシートの活用
 実施地区:岩根、鎌足地区
 効果:GPシートを使用した苗の根の成長が見られました。

青々と成長したたくさんの苗箱が並ぶ一画に、苗箱の下に敷いたGPシートの写真

設置されたGPシートの様子

5月13日撮影した播種後28日経過した比較写真。左側が苗箱の下から所々根が出ている慣行区の苗箱、右側が比較的多く根が苗箱の穴から出ている様子の写真

苗の様子

アイガモロボ

 実施時期:令和4年度
 実施内容:自動抑草ロボットの実証
 実施地区:岩根、鎌足、中郷地区
 効果:実施ほ場において有機栽培の雑草の許容範囲であることを確認できました。
 (幼穂形成期の雑草乾燥量50グラムあたり平方メートル以下)

(補足)詳細については下記リンクをご覧ください(営農ソリューション・ポータルサイトAmoni)

スクリューで水を濁らせることで光を遮り雑草の成長を抑えることができるソーラーパネルを搭載した緑色の四角いアイガモロボが、水田内を自由に動き回る様子の写真

アイガモロボ稼働の様子

この記事に関するお問い合わせ先

経済部農林水産課
〒292-8501
千葉県木更津市富士見1-2-1
駅前庁舎(スパークルシティ木更津8階)
農林調整係電話番号:0438-23-8445
農林振興係電話番号:0438-23-8444
農林土木係電話番号:0438-23-8453
水産係電話番号:0438-23-8454
有機農業推進係電話番号:0438-38-6516
ファクス:0438-23-0075
経済部農林水産課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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