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蚊が媒介する感染症について

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更新日:2024年02月29日

蚊媒介感染症は、ウイルスや原虫などの病原体を持った蚊が、ヒトを吸血することで感染する感染症です。
日本脳炎、ジカウイルス感染症、デング熱、チクングニア熱などがあります。

日本脳炎ウイルスは国内に存在しており、ウイルスを持った蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることで感染します。ウイルスの媒体蚊は、日本をはじめ多くのアジア諸国に生息しています。温帯地域では夏期に、その他亜熱帯・熱帯地域では雨期に多くなります。

デング熱(四類感染症)については、デング熱発生地域を旅行した際に現地で感染し、帰国後発症した輸入症例が、昨今では年間200例以上報告されています。令和元年には、東京都内において、海外渡航歴がないにもかかわらず、デング熱を発症した患者が確認されております。

感染を防ぐために

  • 蚊に刺されないように注意しましょう
  • 流行地への渡航の際には、長袖・長ズボンを着用し、素足でサンダル履きを避けるなど、できるだけ肌を露出しないよう注意しましょう。
  • 虫除け剤を使用しましょう
  • 帰国時や帰国後に発熱などの症状があった場合は必ず事前に連絡し、医療機関を受診しましょう。

日本脳炎について

  • 原因:日本脳炎ウイルス
  • 感染経路:ブタから感染した蚊に刺されることで感染します。ヒトからヒトへの直接感染はありません。日本脳炎ウイルスは豚の体内で増殖し、蚊によってブタからブタにウイルスが伝播します。特にこの媒体蚊は、夜間に活動し、日没直後から吸血行動が活発となります。
  • 発生地域:日本、韓国、中国、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ネパール、バングラデシュ、インド、スリランカ、パプアニューギニア、台湾、ブルネイ、パキスタン、シンガポール、米領グアム、米領サイパン、オーストラリア(クイーンズランド州北部)、ロシア(極東部)
  • 症状:感染した人のうち、100~1000人に1人の割合で発病するといわれており、多くの人は症状が出ません。6~16日の潜伏期間後、高熱、頭痛、嘔気、嘔吐に次いで、意識障害、けいれん、異常行動、筋肉の硬直などがみられます。

ジカウイルス感染症について

  • 原因:ジカウイルス
  • 感染経路:ジカウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどのヤブカ類)に刺されることで感染します。また、性交渉等により感染する場合があります。
  • 発生地域:アジア、中南米・カリブ海諸国、アフリカ、オセアニア・太平洋諸島、北米地域で発生しています。
  • 症状:2~12日(多くは2~7日)の潜伏期間の後、軽度の発熱、頭痛、関節痛などがあらわれます。また、妊婦の感染は胎児の小頭症発生の原因になることや、神経症状の原因となることがわかっています。

デング熱について

  • 原因:デングウイルス
  • 感染経路:デングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジマシカなどのヤブカ類)に刺されることで感染します。
  • 発生地域:アジア、中南米、アフリカなど、熱帯・亜熱帯地方で発生しています。
  • 症状:2~15日(多くは3~7日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、関節痛などがあらわれます。一部は重症型のデング出血熱になることがあります。

チクングニア熱について

  • 原因:チクングニアウイルス
  • 感染経路:チクングニアウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどのヤブカ類)に刺されることで
  • 発生地域:タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミヤンマー、マレーシア、フィリピン、インドネシアで発生しています
  • 症状:発熱と関節痛が必発、発疹が8割程度に認められま

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健康こども部健康推進課
〒292-8501
千葉県木更津市朝日3-10-19
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予防係電話番号:0438-38-6981
成人保健係電話番号:0438-23-8376
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