戦後75年、戦争体験を次の世代へ
戦争体験をご紹介します。
昭和20年3月9日~10日 学童疎開と東京大空襲
東京都は中学受験のため、6年生の一時帰宅を認め、疎開先へ戻る寸前の3月9日夜から10日にかけて、米軍の大空襲が東京を襲った。
夜間未明、空襲警報が鳴り響いたのは10日0時15分頃だ。我々の隊舎は港区三田にあり、下町方面を見ると、その時すでに本所、深川、浅草方面は大火に包まれていた。米B29爆撃機は低空で我々の頭上を、大きな機体を揺らし乍ら、焼夷弾を無差別に投下していた。廻りは火の海となる。
我々隊員は防空壕を飛び出し燃えさかる民家に向かって必死の覚悟で消火に務めた。然し乍ら東京は焼け野原と化した。
あの地獄絵図のような悲惨な光景は、私は一生忘れる事は出来ない。
疎開児童にとって何よりの楽しみであった父母との面会も、あの大空襲で多くの児童が犠牲になってしまった。
かつて海軍の軍楽隊に入隊し、真珠湾攻撃に参戦したり、戦艦「大和」に乗艦してミッドウェー海戦に参戦された方(羽鳥野在住・99歳)から投稿をいただきました。
冊子「戦後75年、戦争体験を次の世代へ」を作成しました

令和2年度に戦争体験についての投稿を募集し、いただいた内容をまとめた冊子「戦後75年、戦争体験を次の世代へ」を作成しました。
八幡台公民館の図書室にて閲覧及び貸し出しもしていますので、興味のある人は八幡台公民館まで足をお運びください。
皆さんが体験したことのある、あるいは聞いたことのある「戦争の話」を次世代へ伝えていきたいと思います。
戦後75年を迎え、戦争を体験したことのある人や、戦争体験を聞いたことのある人が少なくなりつつあります。
皆さんが体験したことのある、あるいは聞いたことのある「戦争の話」を次世代へ伝えていく活動も必要になってきます。
短くても構いません。日常生活の思い出でも構いません。
この土地であったことだけでなく、引っ越してくる前に聞いた戦争体験でも構いません。
皆さんの「戦争体験」を教えてください。
いただいた内容は、お名前をイニシャル等にしたうえで、
八幡台公民館内の掲示や八幡台公民館だよりにて掲載させていただきたいと思います。
また、地域の小学生や若者が戦争体験に触れられるよう、資料提供させていただきます。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会八幡台公民館
〒292-0814
木更津市八幡台4-2-1
電話番号:0438-36-4010
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更新日:2024年02月29日