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アナフィラキシーに対する自己注射が可能なアドレナリン製剤 によるアドレナリンの投与対象拡大についての実証事業へ参加

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更新日:2025年09月01日

実証事業について

参加時期

消防本部では、一部の救急隊が、令和7年9月1日から「アナフィラキシーに対する自己注射が可能なアドレナリン製剤によるアドレナリンの投与対象拡大についての実証事業」に参加します。
本事業は、君津地域救急業務メディカルコントロール(MC)協議会の協力のもとで実施されるものです。

概要

アナフィラキシーは、食物や虫刺されなどが原因で突然発症する重篤なアレルギー反応であり、迅速な「アドレナリン」の投与が命を救う鍵となります。

現在、救急救命士は、アナフィラキシーの傷病者に対し、その傷病者が医師の診断を受け、アドレナリン自己注射薬(エピペン®)の処方を受けており、かつ当該薬剤を所持している場合に限り、その薬剤を使用して投与することができます。そのため、必要な場面でも投与できず、搬送中に症状が悪化することもあり得ます。

この課題を解決するため、厚生労働省は特定の地域(参加消防機関の管轄)を対象に法令を一時的に改正し、医師の診断や処方がなくても、救急救命士が医師の指示を受けてアドレナリンを投与できる実証事業を開始しました。

これにより、本市の一部救急車にアドレナリン自己注射薬(エピペン®)を積載し、医師と連携しながら現場でアナフィラキシーの判断とアドレナリン投与を行うことが可能となり、その効果と安全性を検証します。

円滑な救急活動のため、みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

傷病者(またはご家族等)への説明と同意

実証事業の対象地域では、アドレナリン自己注射薬(エピペン®)を積載した救急隊が出動し、救急救命士が現場でアナフィラキシーと判断した場合、医師と連絡を取り、指示を受けてから投与を行います。

投与にあたっては、他の救急処置と同様に、本人と意思疎通が可能な場合は本人に、難しい場合は同伴のご家族等に説明し同意を得て実施します。本人の意思の疎通が困難で、かつご家族等が一緒でない場合には、消防機関等で定められた手順に従って対応します。

なお、本人やご家族が同意されない場合は、アドレナリン投与は行わず、他の必要な処置と搬送を行います。

参加する救急隊

木更津市消防本部救急隊 (1隊)

その他

アナフィラキシー傷病者に対する救急救命士の処置範囲を拡大についてのリーフレット

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部警防課
〒292-0834
千葉県木更津市潮見2-1
警防係・消防団係電話番号:0438-23-9184
ファクス:0438-23-9096
消防本部警防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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