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消防のそこが知りたい(~そうだったのか~キッズ編)

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更新日:2024年02月29日

消防車両のことが知りたい

1 水槽付き消防ポンプ自動車

水槽付きのポンプ車で、車に水のタンクが付いています。消防署ではタンク車と呼んでいます。タンクには1,500リットルの水が入ります。みなさんの家のお風呂約7杯分の水を積んでいることになります。そのため、火災現場に到着したら、消火栓やプールなどがなくても、すぐに放水することができます。

また、タンク水の放水時間は、放水する水量にもよりますが、約3分間です。

光沢のある赤のボディで、後ろに大きな水槽のタンクが搭載されている水槽付消防ポンプ自動車の写真

2 消防ポンプ自動車

消防ポンプ自動車は消防車の代表です。ポンプ装置をつかって、放水したり、ほかの消防車に水を送ったりする車です。消防車は大きい車が多いですが、ポンプ車は比較的小さい車のため、狭い道も通行することができます。ホースカーが積んであり、遠くにいる消防車までホースを楽に伸ばすことができます。

赤のボディに、屋根部分に梯子が搭載されている消防ポンプ自動車の写真

3 救助工作車

火災で逃げ遅れた人や交通事故で車の中に閉じ込められている人などを救助するための道具をたくさん積んでいる車です。

車にはクレーンやウインチ、照明装置などが付いています。レスキュー車とも呼ばれています。

救助工作車光沢のある赤のボディであり、車両上部はカーブがかった形状になっている救助工作車の写真

4 高規格救急自動車

ケガをした人や急な病気の人を、病院へ搬送する車です。救急救命士が乗っていて、高度な応急処置を行ないながら、病院へ向かうことができます。

白のボディであり、中心部分や下のあたりに赤のラインが引かれた高規格救急車を斜め下から撮った写真

5 はしご付消防自動車(ポンプ付きを含む)

高層ビルなどの高所で救助活動に画期的な機動性を発揮します。先端のバスケットとはしごの背中に取り付けたリフターを併用し救助活動などに対応することができます。

赤のボディで、大きな梯子が上に取り付けられている「はしご付消防ポンプ自動車」を建物前で撮った写真

6 災害用多目的支援車

この車両は、多くの救助等資機材を搬送できる機能、人員輸送(20名乗り)としての機能をもっていて、水難救助事故、CBRNEテロ災害等の特殊災害、緊急消防援助隊などの広域応援での後方支援活動などに対応します。

赤のボディに「KISARAZU」と書かれている災害用多目的支援車が建物前に停められている写真

7 化学消防ポンプ自動車

この車両は、消防自動車の一種で水だけの消火が不可能または、困難な石油コンビナート施設や航空機事故などの危険物火災に対応します。

車両の後ろ部分には角ばった形状のタンクが搭載されている化学消防ポンプ自動車が建物前に停められている写真

そうだったのか!!消防

質問1 消防車の色はなぜ赤いの?

消防車が赤色とされた理由は定かではありませんが、外国から輸入した蒸気ポンプの消防車が赤であったことから、日本でも赤色としたというのが一般的な理由のようです。

また、昔は赤い車が少なかったので、サイレンを鳴らして走る時に目立ように赤色とした、炎の赤をイメージさせ火災に気をつける気持ちを持ってもらうように赤色にした、などいろいろな説があります。

現在では、法律の決まり「道路運送車両の保安基準」第49条で、緊急自動車の車体の色が決られています。

質問2 救急車はなぜ白いの?

なぜ白に決きまったかははっきりしませんが、救急業務が開始された当時、外国から輸入した車が白だったことから白になったといわれています。また、白が清潔なイメージであることも理由のひとつではないかといわれています。

質問3 119番に電話するとどこにつながるの?

ちば消防共同指令センターというところにつながります。皆さんから119番通報があったら、発信地表示システムという装置が、119番通報をしている場所を自動で探してくれます。

質問4 訓練は、どんなことをしていますか?

消防隊、救助隊、救急隊があります。消防隊はホースを伸ばしたり、火災を消火する訓練、救助隊はロープを使った訓練や救助資機材を操作する訓練、救急隊は応急手当の訓練や救急資器材の取扱い訓練などです。

また、さまざまな災害を想定して、合同で訓練をしたり、過去の災害のビデオや資料を見て勉強することも訓練の一つです。

質問5 消防車や救急車がサイレンを鳴らして現場に行くのは、どうしてですか?

消防車や救急車は、市民の安心と安全を守るため、1秒でも早く現場について活動を始めなければなりません。

そのため、急いで現場に向っていることを周の人や車にわかってもらい、安全に到着できるようサイレンを鳴らして走っています。

消防車や救急車が消防署に戻る時や、一般の業務など、緊急出動でない時ときはサイレンを鳴しません。 

質問6 消防車や救急車は、緊急時どのくらいのスピードで走るのですか?

一般の道路では、普通の車の制限速度(時速30~60キロメートル)に従がわなくてもよく、時速80キロメートルで走って良こととなっています。また、高速道路では時速100キロメートルで走って良いことになっています。

なお、緊急走行の時は赤色灯を点灯させ、サイレンを鳴らさなければなりません。

質問7 消防車がサイレンを鳴らさずに、道路を走っていたり、止っているところを見かけますが、何をしているのですか?

地理水利調査といって、管轄区域内の地理や水利の状況を調査しています。道路上に止まっているのは、火災の時に使用する消火栓は壊れていないか、防火水槽はきちんと使えるかどうかなど、消防水利の状況を調べている場合などです。

また、火災予防のため、お店や工場などの状況を調べる立入検査に行くこともあります。

質問8 火災が起きたら消防車は何台出動するの?

火災の種類(建物、車両、危険物、その他の火災など)により異なりますが、一般建物火災の場合、指揮車1台、救助工作車1台、消防ポンプ車5台、救急車1台の計8台の車両が出動します。その後、火災の規模等により、出動車両を増やしていきます。

質問9 消防用ホースの長さは何メートルですか?

消防用ホース1本の長さは20メートルあります。

消防車に積んであるホースの太さは、直径65ミリメートル、50ミリメートル、40ミリメートルの3種類があります。学校などに設置してある屋内消火栓のホースは40ミリメートルで、長さは1本15メートルです。

質問10 はしご車は、ビルの何階(何メートル)まで伸びるのですか?

木更津市には2台のはしご車があり、1台は建物5階(15メートル)もう1台は建物13階(40メートル)の高さまで伸ばすことができます。

そうだったのか 消防キッズリンク集

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部警防課
〒292-0834
千葉県木更津市潮見2-1
警防係・消防団係電話番号:0438-23-9184
ファクス:0438-23-9096
消防本部警防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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