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「きさらづ地域循環共生圏」の創造
地域循環共生圏とは
「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることをめざす考え方です。
域内外の多様な主体が有機的につながり、地域資源(自然・物質・人材・資金)を最大限に活用しながら「経済」、「環境」、「社会」の統合的な向上を図りつつ、脱炭素社会の実現を目指すもので、平成30年(2018年)に閣議決定された国の第5次環境基本計画で掲げられ、「ローカルSDGs」とも呼ばれています。
木更津市では、「第2期オーガニックなまちづくりアクションプラン」に地域循環共生圏の方向性を取り入れたことから、令和2年(2020年)3月に、環境省の「地域循環共生圏実践地域等登録制度」に申請・登録し、令和5年度においては「地域循環共生圏づくりプラットフォームの構築に向けた地域循環共生圏の創造に取り組む活動団体」の採択を受けました。
「第3期オーガニックなまちづくりアクションプラン」では、「オーガニックなまちづくり」が新たなステージへステップアップする重要な視点として、「きさらづ地域循環共生圏の創造」を掲げ、第2期アクションプランにおける経済・環境・社会の三側面の取組を更に深め、持続可能な地域づくりを推進します。
きさらづ地域循環共生圏
経済・環境・社会の課題は複雑に絡み合っているため、連携して取り組むことが重要です。地域の課題解決に向けて、市と様々な主体が連携・協働し、相互作用・相乗効果を最大限に生み出しながら取組を進めるためには、多様な主体が気軽に参加でき、緩やかにつながることができる仕組みや場が必要です。
多様な主体が参画し、協働しながら共生圏づくりに取り組む体制や場のことを「地域プラットフォーム」と呼び、このプラットフォームを構築していきます。
プラットフォームの本質は、ビジョンの共有や、事業の立ち上げに必要な「情報」によって結び付けられた「人々のネットワーク」です。このため、意思決定のためのシナリオ通りに進む会議だけでは不十分であり、相手を尊重しつつ自由闊達な意見交換を行い、発見や気づき、新たなつながりが生まれるような会議にしたいと考えています。
推進体制
協働・共創しながら共生圏づくりに取り組む「地域プラットフォーム」として、木更津市オーガニックシティ推進協議会内に新たに「きさらづ地域循環共生圏ネットワーク本部」及び5つのテーマに基づき「里山再生部会」「資源循環部会」「食・有機農業部会」「再生可能エネルギー部会」「里海活用部会」を設置しました。
部会開催 5つのテーマ
「きさら地域循環共生圏」の創造に向けて、市内外様々なステークホルダーの皆さまと5つの部会内での意見交換を重ねて、18の取組を推進していきます。
- ハンノキ湿原周辺地域の生態系の再生・活用
- 森林整備の促進
- 下水汚泥の堆肥化
- 衣類の新たな循環サイクルの促進
- 焼却処理中の有機性廃棄物の資源化
- アルミ廃棄物の活用
- 食害対策としてのクロダイの資源化
- 循環経済への移行を推進する取組
- 有機農業の推進
- 「きさらづ学校給食米」の活用
- 有機農産物を活用した商品の開発
- 脱炭素地域づくりに向けた面的整備
- 再生可能エネルギーの普及
- EVの普及促進に向けた環境整備
- 盤洲干潟エリアの保全・活用
- 漁場環境の改善
- オーガニックツーリズムの組成
- カーボン・クレジット
全体会
5つのテーマの振り返り、取組の方向性の発表、意見交換を行っております。
この記事に関するお問い合わせ先
企画部オーガニックシティ推進課
〒292-8501
千葉県木更津市富士見1-2-1
駅前庁舎(スパークルシティ木更津8階)
オーガニックシティ推進係・公民連携係電話番号:0438-23-8049
ファクス:0438-23-9338
企画部オーガニックシティ推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
更新日:2024年05月23日